2010年3月10日水曜日

世界最強のCL450製作記。

忘れっぽい年頃ですが色々思い出しつつ書き留め。



レースに参戦したくて仕事にかこつけて
1ヵ月少々で車両製作したのが'07年の9月〜10月。
欠品だらけの完全部品取り車から起こしてエンジン腰上(錆でロック)再生。
エンジンは程度が悪く結局全バラしてるけど。
タンクはCL450用をアメリカより空輸。
産地の我が国から一度渡米したものを30年数後に直送した、言わば産直品です。
足まわりは基本ノーマルでリヤサスのみ社外に。
製作場所は今はなき実家の旧ガレージ。



'07年秋のACTS第3戦にて初参戦。
そのときの仕様がこれでございます。
この時点では軽量化が全然でクソ重し。
レースどころかオフ経験ほぼナシで周囲から脅されまくり余計なお世話。




案の定ジャンプしてフロントから着地
フロントフォークが底突きでただの鉄棒になり
余裕で160kgオーバーのマシンに背負い投げ喰らい走馬燈を見るヒマもなし。
コースにディープキスをしてボツリヌス菌を摂取しつつもからくも生還。
クソのような泥にまみれて一瞬後悔するものの3歩で忘れました。
いずれにせよ他人の忠告は大人しく聞くものです。




翌'08年春にはフロントフォークスプリングの強化と
フロントホイールの19→21化。
だいぶ走りやすくなり。




しかしフォームがカッコ悪。
まだオフに慣れてないしステップも高すぎ。




というわけでさらなる軽量化とポジションなどの見直しをば。
タンデムステップステーなど
要らないモンは容赦なく切り落とすのです。
わたくしも要らないモノとして社会から切り落とされませんように。




ステップはノーマルのアーム部を短縮して幅を狭めると同時に
位置を低くしてライポジの改善を。
作業は変態加工屋のコーヘーさんトコで。




フロントフォークはクソのようなノーマル改に見切りを付け、
アメリカから'79XR500用を空輸。
産地の我が国から一度渡米したものを30年後に直送した、言わば産直品です。
当たり前だが無加工じゃ付かんのでステムシャフトをコーヘーさんトコで加工。
ノーマルフォークのように
わたくし自身が社会から見切りを付けられませんように。




クソ重いノーマルサイレンサーを諦めて
ストレート管をコーヘーさんトコで製作。
このあとゼイタクにもクロームメッキをかけ市販のバッフルを入れて完成。
ノーマルサイレンサーのように以下略。




スイングアームはノーマル比100mm延長。
リヤサスの受けも形状変更して多くの社外品を使えるように。
加工は無論コーヘーさんトコで投資しまくりです。
しかし2回ほど走って長すぎと判断また20mm詰めるのですが。




足まわり付けてみたらデカ過ぎてビビッてます。




タンクペイントは仕事にかこつけて
モンチッチタイプのMUNEさんに塗ってもらいましたとさ。





そうしてほぼ仕様が固まったのが'08年秋のことでございます。
以降はセコい軽量化で誤魔化しつつ今に至る。



by 鯨Boy