ポートとシートリングの段差を主に、
軽くリューターでならして吸気をスムーズに。
鋳肌をならす程度の感じで、ホントに軽〜く。
ナプレックでバルブの研磨とシートカット、軽くスリ合わせを行う。
これはO/Hでは必ずやりたい作業ですね。
使い込んだものを無理矢理スリ合わせするだけでは、
正直あまり意味ないかと。
ヘッド下面は圧縮比アップのため気合いの手面研。
定盤の上に耐水ペーパーを貼ってシコりました。
約0.5ミリの研磨量。
(しかし圧縮比計算をする気はない)
魚肉カブと同じく、
ムラタさんトコでWPC+モリブデンショットを。
なお、排気量はノーマルの0.5ミリオーバーサイズで、
約87.7ccとなっております(魚肉カブも同様)。
90クラスへの出走なので、
安易なボアアップは避けねばならぬ。
クランクにピストン取り付け。
ノックピンも忘れずに。
今回入手した謎のハイカム(右)。
メーカー、カムプロフィールなど一切不明。
CD90純正と比べると明らかにハイパワー設計だが、
何も分からないのでテスト的に使ってみよう。
(ちなみにデータを取る気はない)
バルブまわり組み付け。
小さくて狭いのでやりにくい。
シリンダー、ヘッドをケースに取り付け、
タペットクリアランスの調整をば。
ヘッドのナットはすべて袋ナット仕様に変更。
本来は左下のオイルライン部のみ袋ナットだが、
オフ用途でネジ山が錆びたらヤだからね。
なお例のカムのリフト量などが心配なので一度仮組し、
粘土を使ってピストンとバルブのクリアランスを見てみたが、
まあ問題はなさそう。
ヘッドのカバー類を付けて出来ました。
3月4〜5日にかけての作業でした。
By鯨Boy