2017年6月28日水曜日

魚肉SR塾。

6月の某日。
魚肉クルー2名のSRと
立川のSTUPID CROWNから歩いて20歩の所に住んでる超ご近所さん
タツヤ氏のSRの合計3台のEgを
リフレッシュOHすべく全員で降ろす作業をしました。

タツヤさんのSRは一晩でオイルが全部クランクに落ちちゃうので
Eg内のオイル止めのボールとシールも併せて交換します。

森のSRはかなり白煙吹くので
オイル上がり・オイル下がりどちらかの症状が確定してるので
開けて原因を究明してオーバーホールする計画です。

大樹のは元々私MuneがこのEgで18年間乗ってきて
走行13万㎞いってるので間違いなく各部ヘタってます。
譲渡する前に自分で腰上総点検ですね。

メインの講師は矢部っちとジーザス。
どちらもエキスパートなので受講生うらやましい。



3車3様の外装でございます(笑)
これもまたSRの魅力でゴザイマス。




午前中に車体からEgをオフするべく
手順を指導受けながらせっせとバラす3人。

こっからカメラマンも手伝っちゃうので
手がオイルまみれで写真ございません(笑)

で、お昼前には3台無事にEgオフ。

何かSR密造工場みたいで気持ち悪ぃwww

さて、昼飯食ったらいよいよ内燃機バラしの始まりです。

基本最年少大樹のEgで講師がついて作業を説明して
横で森とタツヤ氏が真似て作業するスタイルで
授業が行われていきます。

久々に日本に帰国したなかじが来ました。
キミは車体W650だろ。
何を始めるんだい?

各自ヘッド降ろしてシリンダー抜き取って
内部のチェックを行います。
大樹のは流石に走行距離いってるので各部疲労あり。
カムが虫食い出ていたのと
シリンダーとスリーブに立て傷あり。
でもこいつ学生でお金無いだろうな、で
仕方ないのでワタシのスペアEgバラしてみる。
2万㎞いかずに降ろした新車Egのドナーなので
中身はほぼ新品に近いミントコンディション。
カムとシリンダーとピストンを息子にあげる。
よって大樹のEgはこれでほぼリフレッシュ完了。
まぁワタシが今後も持っていても意味無いしな、SRのエンヂンは(笑)

混合比が薄めだったので
堆積してるカーボンが白く焦げてたタツヤ氏の内部。
ピストンやバルブに付着したカーボンが超しぶとい(苦笑)
黙々とこそぎ落とす作業に没頭してるウチに
段々ナチュラルハイになってこうして笑い出す。

シリンダー内の状態は3台中一番良かったが
兎に角タツヤさんのこびりついたカーボン、硬ぇwww
この後クランクを横倒しにして
例のオイル落ちの原因であるボールとシールも交換。
こちらもこれでリフレッシュ完了の予定。

森のSRはロッカーアームに偏摩耗、
フライホイールに著しい錆、
バルブに若干の歪みを発見。
現状の腰下でもそこまでクランクの横ブレ酷くはないが
大樹にあげたドナーの腰下の方が言わずもがな良好なので
こっちは森にあげる。
カムはポリッシュで大丈夫だろう。
バルブ関連とロッカーアームだけ何とかしてくれ。

状態関係なくここまで開けたんで
全員バルブステムシールは交換しておこうかね。


バルブガイドは何とかなりそう。
コンパウンドで後日ちゃんと当たり出しましょう。

自分のマシンの面倒はきちんと自分で管理する。
これが魚肉のモットーなので
各自真剣に内部のチェックとレストアに励む。

なのにカメラ向けるとザンネンパワー発揮してしまう。
そう、これが魚肉スピード。

なかじはEg開けてる横でFRPを削ろうとした為
この直後クルーに半殺しにされる。
これが日本での最後の笑顔となる。

こうして各自チェックと必要なパーツのリストアップ、
そして翌月組付けに向けての下準備で
ガスケット剥離とオイルストーンで綺麗に面研まで作業して
本日はこれにて終了。

1か月後に再び皆で今度は組付けとEg載せが待っています。
3人とも馴れない事して疲れたようで
終わったらぐったりしておりましたw
でもまぁSRのデカいカブみたいで中はシンプルでいいなぁ。
ドカみたいに変なシム調整とかんなモン無いし(苦笑)




そんな魚肉スピードの内燃機講習会、
来月に続きます。


Text by:Mune