2018年1月24日水曜日

魚肉2018年の宴


今年はレース活動を引退する事になったベンリィ。
ビジバイが出走できるVMXクラスが関東は無くなった為、
これを公道復帰させて
息子が大学へのアシで使おうっていう計画。

とはいえレーサーだったのでハーネス一切ない。
灯火器も一切ない。
でもって大学生、そんなに金もないw

店に転がってる適当なものでありあわせる。

無いモンは造っちまった方が早いw


で、正月。
クルーで集まったついでに今年の作業でベンリィをやっつける。

先ずはロードタイヤへのタイヤ交換。
驚いたことにクルー全員超てきぱきとやってのける。
皆技術が身についちょる(笑)




お子は遊ぶwww


でもって配線大会。
ゼロベースから電気に強いなかじと神山
この2人の設計図より順次起こしていく。
とりあえず暫定で作業終了。

イエー♪こっちがメインの宴~(笑)


魚肉みんなが食べてくれる雑煮。
事故って入院中のジーザスは食べれないので
三が日に病院までデリバリーしてきた(笑)


ここ最近のクルーは集まると単車の話よりも
育児手当とか保育園ネタが多くて笑えるw
それも何だかいいいよねぇ。




こんちゃん頭が伊武雅刀。



にわか仕立てで配線やっつけたはいいが、
Eg回転上げると電球のフィラメントを片っ端から吹っ飛ばしまくりやがる
(´・ω・`)
とりあえず電圧がご機嫌に上がってるのは間違いないので、
只の逆流防止してる整流器(レクチファイヤ)はお役目御免にして、
電圧ヒャッハー状態を冷静になだめすかすレギュレーターに変更して様子見るか。
この時代の6V車って、ブレーキランプは直流で尾灯は交流なんだけど、
細いフィラメントの尾灯の方がヒャッハーしててメルトダウンしてるのから予測するに、
Egからの配線の交流と直流そのものを勘違いしてる気もする。
現在魚肉スピードで一番電気の出来る子、
なかじを先生として1本化して対策検討中。
修理は推理。昔は電気が一番見えなくて厄介で弱かったが、
年齢重ねていくと一番理詰めでいける分野でもあると悟ったので、
落ち着いて対処していこう。
要はやっぱり愉しいのだ(笑)

さて、電圧上昇ヒャッハー状態で灯火器のフィラメントを焼き殺しまくるベンリィ。
交流で来てる尾灯だけにあらずヘッドライトバルブまでも吹っ飛ばすので、
頭の中で?が飛び交い少し日和っていたのだが、
魚肉なかじ先生より「いやヘッドライトも交流です」とご指摘戴く。
おかげさまで色々納得。
Egから立ち上がって来る配線は黒・黄・白の3本。
まぁ黒は点火系だからまんまでいい。
純正だと白にのみシリコン整流器が割り込まれている。
要は黄色は電圧上昇し放題、と。
純正だと時代的にヘッドライトオフ出来たから、
その時はレジスターに余ってる電力ぶっこんで灯火器守ってたらしい。
で、ヘッドライトオンの状態で隈なく電力使いこんで消費する事で
各々のフィラメント守ってる様な構造だったのね。
なるほど、だから昔の車体って1か所電球切れると他も切れやすい現象が起きるのか。
戦前車のカーバイドランプの小さな尾灯の火が消えると
そっちにばっかアセチレンが行っちゃって前照灯の火も消えちゃうのと同じような原理か。
違うかw
じゃあさ、このレギュレーターを黄色の配線にもアクセスさせて、
並列化させて利用すれば上昇防げるんぢゃね?
結果成功しました。
英国製コンデンサ疑いましたが彼はちゃんと仕事してましたw
これにてベンリィの路上復帰、完了。
あとは前後スプロケ比率がモトクロッサー状態なので、
これをオンロード設定に戻してあげてナンバー取ればOKです。
クリア入れる乾燥待ちのインターバルに配線は埃も上がらないし汚れないしで丁度良い。
愉しかった(笑)


実を言うとワタシも25年前、
バンド演っててお金すっからかんだった時ベンリィ乗ってたんだよね。
あの頃は缶スプレーで塗って
シートは自分で作ってユザワヤで合皮買ってきてベタ貼りして。
それと比べると息子、贅沢過ぎぢゃね?
まぁタンクにGYONIKUって描いてある恥ずかしい仕様だから、それでチャラかw
ベンリィとSR。
どっちも親子で乗ってる事になるんだなぁ。



Text by:Mune